野生蘭の岩千鳥(イワチドリ)の新花や自己流栽培方法などの情報を発信中!!
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なぜか今年人気のある絣紋交配。値段も手ごろなのもあるんでしょうけど、見直されてきているのでしょうか・・。
大輪、円弁化が進み、花型のばらつきはあまり出ないようになってきているように思います。もう少し大輪化はさせたいところですが、絣紋の最大の弱点である地色と絣紋との曖昧さをなんとかしなくては。「絣紋は芸が目立たないから・・・」という方はけっこういます。擦れていような、かすれたような紋様が絣紋であるから、ハッキリした紋様は絣紋らしくないと批判もあるのでしょうが、園芸化とはそういうものなんでしょう。
念の為、「絣」をインターネットで調べてみると「絣(かすり)とは、模様がところどころにおいて「かすった」ように織られた染め文様・・・・」だそう。「かすった」ように??なんとも曖昧な表現です・・・。
なるほど、絣紋の最大の特徴はこの曖昧さにあるのでは?!
しかし曖昧さを追求もできず・・・。
やはり、絣紋の生き残る道は濃い色の絣紋を作るしかなさそうです。
一点花と絣紋とを交配してその戻し交配が今年ビンで発芽しています。濃い絣紋を作ろうと、いたって短絡的で単純な考えです。濃色絣紋を狙った交配ですが、その交配では並花、絣紋、一点花が咲くでしょう。案外、副産物である一点花あたりで変なのが咲くやもしれません。交配とはこういうものです。
で、その一点花をセルフすると狙った濃色絣紋が咲いたりして。交配とはそういうものです。
あ、交配内容の説明になってない・・・
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超濃色大輪狙いの交配です。親は「濃色無点」と「無点仁王」との交配の濃色無点花ですが、特に大輪というわけでもありませんでした。遺伝は隔世で出ることが多いので、大輪遺伝子も隔世で出るのでは??ともくろんでいます。
無点花に限らず、葉が墨流しになるものは花もいいことが多い気がします。この交配でも墨流しがかなりの割合で出ましたので、期待しています。父に話したら「アテにするなよ、墨流し」と言われました・・・キビシー!!
オキナワチドリには相当濃い無点花が存在していますが、あのレベルまではちょっとしんどそうです。
かなり玄人好みの交配かと思っていましたが、マニアの方から一般の方までいろいろとお買い上げいただきました。ありがとうございました。
ピンク大紅点とピンクの血が半分入った淡色地一点花の交配です。ビン出し即でピンクは咲いているので、交配は間違いないでしょう。ピンクが出る確率は1/2~1/4程度かな。
「いちいちピンクの血の入った一点花とピンクを交配せずに、ピンク同士交配すればいいじゃん」と思うかもしれません。なんでこんなまどろっこしいことをするかというとピンク一点は大変大輪化が難しい分野だからです。大輪の血を入れてもなかなか思うように花が大きくなりません。
話によるとピンクは「雪炎」のセルフ交配を何回か繰り返してたまたま出た花だそうで、この「雪炎」の血がなかなか抜けずに「ピンク」になると「雪炎」もセットになり花が大きくならないようです。
なので「紅太DS・P1ベタ」でピンク一点に「紅太DS」の血を入れてなるべく「雪炎」の血を薄めないとなかなか花が大きくなりません。いろいろと試行錯誤の毎日です。
ようやく花形などから明らかに大輪系のピンク一点である花も咲いていますが、それを使ってどこまで大きくなるのか・・・不安と言えば不安。(大輪系のピンクは球根リストに載せてある「F5」や「F6」の花)
来年は「秘武C」や「赤福」の血の入ったピンクが咲く予定ですが、本当に花が大きくなるのか・・・・心配でありんす。