野生蘭の岩千鳥(イワチドリ)の新花や自己流栽培方法などの情報を発信中!!
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作の悪い鉢の代表的なものです。
肥料と植物の吸収のバランスが崩れるとコケが発生したり、表面に黒い藻のようなものが発生しやすくなります。もともと腰水なので、下からの通気はほとんどなく、コケで上部をフタされると、全くといっていいほど通気がありませんから、作が悪くなるのだと思います。ウチョウラン用土より若干荒めの土で通気も考えた用土の方が作がいい気がします。これは腰水栽培でのことですので、栽培方法で用土の考え方は変わってくるのだと思いますが・・。
特に岩千鳥の栽培は水を多く与えますので、毎年コケとの戦いになります。球根自体にコケの根がからまっているので、毎年そういった球根を植えた鉢はコケだらけになってしまいます。ビン出し後から頻繁にコケを除去しないとコケとのイタチごっこになってしまいますね。
コケはまだいいのですが、黒い藻のようなものが発生すると途端に倒れだしたり、早めに枯れたりするものが多いような気がします。
栽培方法と球根の大きさとの推移をグラフにしてみました。球根の大きさのだいたいの平均値ぐらいとお考えください。
毎年植え替えをして適量の肥料を与えなど管理が良いと年々球根がおおきくなっていきます。管理が悪かったり、もともと弱い品種だったりすると、だいたいビン出し3年で絶種します。
ビン出し1年間はビン内の大量な養分を蓄えていますので、管理がよくてもある程度悪くても弱い品種でもそれなりに大きくなりますが、その後の管理でかなり差が出てきます。いったん成長傾向になると比較的順調に球根はおおきくなっていきます。逆に一度調子を崩すと絶種の道をたどりやすくなり、調子を崩したものを回復基調に戻すにはだいたい2年は我慢となります。
特にビン出し後2年目の栽培が運命の分かれ道になるので、特に注意したいところです。
最終的に岩千鳥の場合大きなもので4cmぐらいになりますが、3cmを超えるとかなり大きい方に分類されます。