野生蘭の岩千鳥(イワチドリ)の新花や自己流栽培方法などの情報を発信中!!
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期待してる交配の一つです。
パイロットはなかなか面白い紅斑紋と斑紋花がさきました。特に左上のパイロットは良かったです。斑紋花もなかなか派手な斑紋が咲きました。
隔世遺伝の関係上もう一度交配した方が寿瀞S・H3D姫-OAの特徴が出てくると思いますが、この時点でもなかなかあなどれません。
パイロットの結果から紅斑紋系1/2、斑紋系1/2というところでしょうか。去年のボトルには同じような交配の「まほSB歌姫-E×寿瀞S・H3D姫-OA」がありましたが、交配がかぶるので今回のポットリストからは省きました。「まほSB歌姫-E×寿瀞S・H3D姫-OA」が気になる方はお問い合わせください。
この交配は去年のボトルよりややお安くしてます。「値段が下がったから結果が悪い」と勘違いされている方もいらっしゃるようですが、値段が下がるのは在庫状況などが大きな要因です。比較的あるから値段下げちゃえってなわけです。逆にボトルよりポットの値段が上がるのはパイロットで思いがけなく良い花が咲いたからってことが多い。
今回からポットに加えて3球セット、5球セットもあるので、多品種欲しい方はセット球根なんでしょうけど、ポットを買った方が割安ですし、ちゃんとした結果が得られると思います。いろいろ迷われるかもしれませんね。
今日、印刷会社から連絡がありました。10/23の仕上がりとのこと。カタログ発送までもうしばらくお待ちください。
ピンク紅斑紋の戻し交配です。
パイロット花はなんとか紅斑紋のピンクが咲いてくれました。おそらくピンクになる確率は1/4ですね。ビン出し即で咲いた花(親花より1年早く)をセルフ交配したものが今年咲きましたが、メンデルの法則通りちゃ~んと1/4ピンクでした。そのパイロット花がひどい花だったので、結果はもうひどいひどい。20ポットほどありましたが、使える花は1本ぐらいでしたね。今回の交配はちゃんと選別した花を使っているので、問題ないでしょう。確率的には1ポットで3本(分球してるから数としてはもっと咲きますが、種類としては3種類)ピンクが咲いてその中に選別できるぐらいのものも咲くでしょう。
その駄花ばかりのパイロットセルフも無駄ではありませんでした。というのも咲いたピンクの内5~10本に1本ぐらいの割合で輪郭のクッキリしたピンクが咲きました。通常ピンクは中央が濃く、周辺に行くほど薄くなるのが一般的。輪郭クッキリピンクは紅点全体が単一の濃度のピンクで色も比較的濃色だったので、「紅斑紋になってもピンクじゃ模様が見えないじゃん…」っていう懸念が無くなりました。クッキリピンクになる要因はピンク×紅斑紋の戻し交配(一点系を経由した戻し交配)によるものなのかどうなのかは今のところ不明です。
クッキリピンクの写真あったかな~…探しておきます。
今日は大麒麟交配です。ある程度コンスタントに大麒麟タイプが出そうな感じの交配です。
やはり大麒麟交配はゴツイいい花が出ますね。秘武C×大麒麟とかもいい花が咲きましたし、秘武系との相性は特にいいような気もします。秘武系との交配は大紅点化しますね、やっぱり。紅曼荼羅×大麒麟も比較的結果はよかったので、大麒麟は何でも受け止める懐が広い花ともいえます。数が取れないのとその先(次世代)になかなか行けないのが難点です。花を買う人には関係ない話ですけど…
今回の交配とはまったく関係ないですが、次世代大麒麟の突破口が見えてきました。山野草マニアックスでも紹介した交配ですが、玄初(超)玄夢3B-Bと大麒麟の交配は受粉能力がある程度あるようです。ちゃんと調べたわけではありませんが、両花とも四倍体っぽい性質があったのでその子供も四倍体になっているような?感じです。まだその交配は今年発芽したばかりですが、3年後には結果が出るでしょう。
でも、四倍体×二倍体だからその子供は三倍体…また次にはいけないジレンマ。