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   野生蘭の岩千鳥(イワチドリ)の新花や自己流栽培方法などの情報を発信中!!
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メリクロン(穂刺し)した「熊野獅子」の現状。ツボミから培養し葉も根も球根も出てきました。来年ぐらいにビン出しかな。
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興味津津
花器培養は話には聞いていますが、イワチドリでは初めて写真を見ました。どの系統にも応用可能なのですか?

詳細は秘伝に属すると思いますが、さしさわりのない範囲で技法や生長ホルモン添加の有無・種類などご解説いただけると嬉しいのですが。
金城@おきなわちどり 2007/05/19(Sat)11:32:07 編集
メリクロン法
金城@おきなわちどりさんこんばんは。

どの花でもメリクロンは可能と思います。交配不可の子宝咲き「熊野獅子」を実験的にメリクロンして成功しただけで、他の品種は試していないです。

メリクロンの方法は、

①硬い蕾を数個用意し、ピューラックスを3~4倍に薄めた溶液に全部浸す。

②アルコールでスプレーし、クリーンベンチ内に持ち込む。

③浸してから30秒ぐらいで1個、その20~30秒後で1個、また20~30秒後で1個・・、と取り出し、滅菌水でそのつど洗浄。

④メスで蕾を切り刻み、滅菌時間の違う蕾をそれぞれ違う培地に移植。これで完了。

しばらくすると滅菌時間の差により、カビ混入、発芽、発芽せず(死滅)のビンができると思います。ピューラックスに浸す時間で、滅菌しつつイワチドリの細胞を殺さず(半殺し状態)のタイミングが分かれば、メリクロンの成功率も上がると思います。ホルモンは使用しておりません。

成功すばそのうち葉が出、根が出、花が咲きます。またその蕾を切り刻み移植すれば、コピーをいくらでも生産可能ですが、発展性が無いのでこの「熊野獅子」しかやっておりません。

メリクロン法も我流で、教わったわけではないので、参考程度にしてください。このやり方で基本的にどの植物にも応用可能かと思います。シダのリュウビンタイの胞子もボトル内で発芽できました。(過去のブログ写真あり 06.12/29)
DS 2007/05/20(Sun)01:57:52 編集
無題
詳しいご解説ありがとうございます。
消毒時間、時間差で置床するテクニックなど、具体的な方法を教えていただけて、たいへん参考になります。

子宝咲きは蕾の中に生長点があるので、花器からの植物体再生が容易、という話は聞いたことがあります。
一般品種でも応用可能だと面白いですね。
これからも色々教えてください。
金城@おきなわちどり 2007/05/21(Mon)09:36:40 編集
無題
金城@おきなわちどりさんの方がバイオに詳しそうです。相談させていただくこともあるかもしれません。その際はよろしくお願いします。
DS 2007/05/21(Mon)21:20:33 編集
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