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仮名で「五輪宝(ごりんほう)」、側萼、側花弁が舌化したウチョウランでいうところのWカブトの花です。イワチドリでこういった花はまだ見たことがありません。
初花で蝶咲きや獅子咲きになることはたまにありますが、ほとんど固定しません。この花は2001年初花で何度か咲いているので芸は固定しています。しかし、花を付けた翌年は作が悪く必ず葉芽になります。
カブト咲きと獅子咲きの花を交配したのではなく、たまたま出た花です。思いがけない花が出る交配の楽しみの一つです。
登録はしていませんが「いにしえ」と仮名をつけている花です。一見、絣紋に見えますが、「月輪」や「不二絣」といった絣紋花の血はいっさい入っていません。
実は二条花と一点花の交配花のセルフ交配で出た花です。両親とも山採り銘品ですので絣紋の血は入っていないのは確実。そう言われると通常の絣紋花より斑紋の色が濃いと思いませんか? そもそも岩千鳥、特に一点花や二条花には絣紋の隠れ遺伝子があるのかも...??
自然界にある絣紋花は一点花から進化した花なのかもしれませんね。